今回のブログでは、会話型AI(人工知能)のChatGPTを使って売れる脚本を作成する方法についてお話しします。
一工夫してChatGPTを使えば、独創的で面白いストーリーを簡単に作成できるんです!
この記事では、ChatGPTを使ったシナリオ作成の基本から、実際に試してみた感想まで、詳しく紹介していきます。
ChatGPTにどうやってシナリオを作ってもらうか
「おもしろい話を作って」
とたった一言入力するだけでも、ChatGPTはちゃんとシナリオを作ってくれますが、これだけでは今ひとつ物足りないようなシナリオが回答として返ってきます。
ChatGPTに面白いシナリオを作ってもらうためには、どう指示するかが重要です。
面白いシナリオの条件とは
売れる脚本、面白いシナリオに共通する条件で物語を作成することを、ChatGPTに指示する必要があります。
では面白いシナリオに共通する条件って一体何でしょうか?
こちらの本を参考にさせていただきました。
物語の起承転結で以下のことが起こる。
起:主人公と大切な者、もしくは物が登場
承:その大切な何かを奪われ、取り戻すために旅に出る
転:思いもよらぬ人物が敵だった(自分自身が敵 or 味方だと思っていた人物が敵 or 始めから敵はいなかった)
結:意外な結末
本の中ではもっと詳しく数々のシナリオ作成の手法が記載されてますので、気になる方はご一読ください。
面白いシナリオを生成するプロンプト
では先ほどのシナリオ作成の条件を、ChatGPTに入力するプロンプトに落とし込んでみましょう。
以下の条件でシナリオを作成してください。
物語の起承転結で以下のことが起こる。
起:主人公と大切な者、もしくは物が登場
承:その大切な何かを奪われ、取り戻すために旅に出る
転:思いもよらぬ人物が敵だった(自分自身が敵 or 味方だと思っていた人物が敵 or 始めから敵はいなかった)
結:意外な結末
実際に生成されたシナリオがこちら
先ほどのプロンプトを有料版のChatGPT4.0に入力すると以下のシナリオが返ってきました。

起:
サクラは、都会のアパートで一人暮らしをしている若い女性。
彼女の最も大切なものは、幼い頃からの友達である小さな猫、ミミです。
二人は互いのすべてで、毎日を楽しく過ごしています。

承:
ある夜、サクラが帰宅すると、アパートのドアが開いており、ミミがいなくなってしまっていることに気付く。
彼女は、ミミを探すために都会の中を歩き回ります。
路地や公園、カフェなど、ミミが好きだった場所を一つ一つ探していく。

転: 探し回っている最中、サクラは偶然、昔の友人であるユウキと出会う。
ユウキは、ミミを保護していると告げ、サクラを自宅に招き入れる。
しかし、彼の家にはミミの姿はなく、代わりに多くの猫がいた。
ユウキは、猫を保護する活動をしていることを明かし、ミミを探す手伝いを申し出る。

結:
二人が一緒に探し回る中、サクラはユウキがミミを故意に連れ去ったことに気付く。
彼は、サクラとの再会を望んでおり、彼女の注目を引くためにミミを使ったのだ。
しかし、サクラの怒りと悲しみを見て、ユウキは自分の過ちを悔い、ミミを返す。
物語は、サクラとミミが再会し、ユウキとの友情が修復されるところで終わる。
ちょっと待て!友情修復すな!!(笑)
“代わりに多くの猫”がいたとこでユウキは再犯説が濃厚ですよね。
次の被害者はサクラちゃんで、その戦利品がミミちゃんの予定だった…なんちゅうシナリオ生成してるんだChatGPT。
ツッコミどころはあるけど、面白いシナリオは出来ました。
回答に続けて修正を指示することもできるし、プロンプト次第でもっと精度の高いシナリオも作成できそうですね。
まとめ
プロンプト次第で、ChatGPTを使って面白いシナリオを作成することは可能です。
新しいアイデアがどんどん広がり、クリエイティブなプロジェクトを進めるのにも役立つことでしょう。
AIの力を借りて、素晴らしい脚本を作成しましょう!