以前、ChatGPTを使って推しと会話する新しい「推し活」をご紹介しました。
今回はその進化版。
推しを動かしてみましょう!
最近だと推しのぬいぐるみ、“推しぬい”を持ち歩いたり、撮影して楽しんでいる人をよく見かけるようになりました。
これまでぬいぐるみを動かす手法としては、 写真を撮って、少し動かして、また写真を撮る…という作業を何百回、何千回と繰り返すコマ撮り(ストップモーションアニメ) が主流でした。
プロが制作したストップモーションアニメのレベルにはまだまだかなわないものの、動画生成AIなら素人でも十分クオリティーの高い動画が短時間で生成できる時代になりました。
ではさっそく、推しぬいを動かしてみましょう。
写真撮影する
まずは推しぬいの写真を用意しましょう。
以下の2パターンの写真を撮影してください。
- 背景が白一色などのシンプルなもの
- 好きな場所で撮影したもの
背景がシンプルな方が、意図した動画をAIで生成しやすいからです。
でも、お気に入りの場所で撮影した写真も多いと思うので、それも試しに動画生成してみましょう。
この記事を書いておきながら申し訳ないんですが、私はぬいぐるみを持っていないので、ここではChatGPTに画像生成してもらったこちらの写真を使います。
以降、このぬいぐるみを「酒カス丸」と呼びます。


Runwayで動画生成
Runwayはテキストや画像から誰でも簡単に高品質な動画を生成・編集できる、多機能な動画生成AIです。
新しい動画生成AIが次々と出てきていますが、2025年8月現時点において、無料で使用できる動画生成AIの中では特にRunwayがおすすめです。
Runwayにログインする
まずはRunwayのアカウントを作成しましょう。
Googleアカウント、またはAppleのアカウントでもログインできます。
【Runway公式】
https://app.runwayml.com/signup
画像をアップロードする
CREATEのGenerate Videoをクリックする

Drop an Image or click to upload
のところに動画にする画像をドラッグ&ドロップするか、
クリックして画像を選択します。

動画の比率を選択して、Crop (切り抜き)ボタンをクリック。

プロンプトを入力する
切り抜いた画像の下にプロンプトを入力します。
「プロンプト」とは、AIに対して指示や要望をテキストで具体的に伝える言葉や文章のことです。
プロンプトはこちらをコピーして貼り付けてください。
Make the plush toy open and close its mouth slowly as if speaking, while keeping the rest of the body still. Gentle breathing movement.
(訳:ぬいぐるみが話しているようにゆっくり口を開閉し、体はほぼ静止。やや呼吸している動きも追加)
プロンプトを入力したら、その下のGenerate(生成)ボタンをクリックします。

動画の生成が始まります。
100%になるまで待ちましょう。
ちなみにこの酒カス丸の時は3分も経たないうちに生成が完了しました。
他の動画生成AIを使用したときは数秒の動画に20分ぐらいかかるのが普通だったので、Runwayはかなり高速な方ですね。

そして完成したのがこちら。
(※軽量化したので荒くなっています。実際にはもっと綺麗な動画が生成されます)
まあちょっと思ってたんとは違うけど…でも、無料で、ほんの数分でこのクオリティーはすごい。
ちなみに、背景ありの方も動画生成してみました。
まあこっちも思ってたんと違うパターンにはなったけど…特に違和感のない生成にはできてますね。
これなら好きな場所で撮影した推しぬいも、ちゃんとRunwayで動かせそう。
AIは日々進化していますし、今後のアップデートに期待ですね。
iPhoneでもできるけどおすすめはしない
ちなみにこのRunway、iPhone(iOS)ならアプリがあります。
(androidは非対応)
試しにiPhoneでもやってみたんですが、ちょっと精度が低くて見せられない感じになってしまいました。
1個生成しただけで、もう「課金して」って感じになってしまったので、できればPCでやった方がいいと思います。
まとめ
動画生成AIを使えば、推しぬいを簡単に動かせる。
推し活の幅を広げるためにも、ぜひ一度試してみてください。
あなたの推しぬいも、きっと画面の中で生き生きと動き出します。