大手ホームページ制作会社なら安心、は本当か?見た目に騙されないための選び方

ヒゲ

大手に頼めば安心、と思っていませんか?

ホームページ制作を検討していると、
「大手の制作会社なら安心だろう」と考える方は多いと思います。

実績も多く、サイトもきれいで、なんとなく信頼できそうに見える。
その感覚自体は間違っていません。

ただ、一つだけ前提として知っておいてほしいことがあります。

👉 ホームページ制作会社は“見せ方のプロ”です。

ホームページが良い=中身も良い、とは限らない

制作会社は、企業やサービスを魅力的に見せることを仕事にしています。
つまり、「良く見せること」に長けています。

当然、自社のホームページも例外ではありません。

  • デザインが洗練されている
  • 実績が魅力的に見える
  • しっかりした会社に見える

こうした状態は、ある意味で“作れて当然”です。

ただし注意したいのは、

👉 そのホームページを“誰が・どんな体制で作っているか”は見えない

という点です。

見た目のクオリティと、実際に依頼したときの制作体制や品質は、必ずしも一致するとは限りません。


制作会社は「構造」で分かれる

ホームページ制作会社は、規模だけでなく
どのような体制・構造で制作しているかによって特徴が大きく変わります。

代表的なものを整理すると、以下のような違いがあります。


■ 人材派遣・常駐型(SES型)

  • 社員が他社に常駐して働く
  • 人を出すことで収益を得るモデル
  • 未経験採用が多いケースもある

体制によっては、

  • 教育よりも現場投入が優先される
  • スキルにばらつきが出やすい

といったことが起こる可能性があります。


■ 分業・大手型

  • 営業、ディレクター、デザイナーが分かれている
  • 外注や下請けを使うことも多い
  • 案件数を多く回す構造

この形は大規模案件に強い一方で、

  • 実際に誰が作るのか見えにくい
  • 担当者によって品質に差が出る
  • 認識のズレが起きやすい

といった側面もあります。


■ 小規模・少人数型

  • 少人数で制作を行う
  • 担当者が一貫して対応するケースが多い
  • 柔軟な対応がしやすい

一方で、

  • 担当者のスキルに依存しやすい
  • 対応できる案件数や規模に限界がある

👉 会社というより“人”で品質が決まりやすい構造です。


👉 大切なのはここです。

どの構造にもメリット・デメリットがあり、見た目だけでは判断できないということです。


私自身が感じた「見た目と中身のズレ」

少し個人的な話になります。

以前、「未経験でも社内研修でプロレベルに育成する」と求人で謳っていた都内のそこそこ大きな制作会社に入社した際、私はWeb制作未経験の状態でしたが、研修は行われず、ほぼいきなり現場で業務を行うことになりました。

常駐先で実務をこなしながら、ほぼ独学でスキルを上げていく形になりました。

その後しばらくして、派遣元の会社から連絡があり、
「既存のWebサイトをトレースしなさい」
といったような簡単な課題が出されたこともありましたが、
「いや…これだけで研修とか育成してるとか外に向けて言っちゃダメだろ…」
と思うレベルでした。

この制作会社のオフィシャルサイトを見ると、非常におしゃれで、ちゃんとしてる会社に見えるようにできていて、私の名前があたかもプロのWeb制作者であるかのように掲載されていました。

倫理的には本当にダメだと思うけど、ビジネスとしては間違ってなくて、未経験の若い人を大量に雇って、すぐ常駐先に送り出した方が儲かるんですよね。採用が決まった時の一時金と、毎月のマージンが取れるから。

これはあくまで一例で、もちろん、すべての会社がこうだとは思っていません。

ただ、厳しい資本主義で生き残るために、こういう戦略を取らざるを得ない会社もあることを、知っておかないと危ないなとは思います。


👉 この経験から感じたのは、

「会社の見た目」と「実際の制作体制」は一致しないことがある

という点です。


見えにくい「コスト構造」と体制の違い

制作会社によっては、実際の制作を外部パートナーに委託するケースもあります。

例えば、発注金額が100万円だったとします。
実際に手を動かす制作部分に充てられる費用はおおよそ30万〜60万円で
残りは、企画・ディレクション・進行管理などの費用に当てられるとする。

この差額が適切に機能していれば問題ありませんが、
体制によっては、

👉 どこにコストがかかっているのか分かりにくい

と感じることもあります。


また、過去に私自身が下請けとして制作に関わった案件でも、
仲介に入っている担当者がWebの知識がほとんどないケースがありました。

その場合、本来であれば整理されて伝わるはずの内容が曖昧になり、

  • 認識のズレが生まれる
  • 修正が増える
  • 制作側・依頼側ともにストレスがかかる

といった状況になりやすくなります。


もちろん、仲介やディレクション自体は本来とても重要な役割です。

ただし、

👉 体制によっては、その機能が十分に果たされていないケースもある

というのが実感としてあります。


まとめ|見た目ではなく「中身」で判断する

ホームページ制作会社を選ぶとき、

  • 大手だから安心
  • 有名だから信頼できる

といった基準は、一つの判断材料にはなります。

ただ、それだけで決めてしまうと、
実際の制作との間にギャップが生まれることもあります。


👉 大切なのは、

「どんな会社か」ではなく
「どんな体制で、誰が作るのか」

を見ることです。


ホームページは、見た目以上に
“中身”で結果が変わります。

少しだけ視点を変えるだけで、
制作会社選びの精度は大きく変わります。


最後に

もし、

  • どの会社に頼めばいいか分からない
  • 判断基準に迷っている

という場合は、無理に決める必要はありません。

一度整理してから選ぶだけでも、
失敗の確率はかなり下げることができます。

必要であれば、そういった相談も受けていますので、
気軽にご相談ください。