はじめに:見た目がきれいなだけじゃ意味がない!?
初めてWebサイトを作ったときって、どうしても「おしゃれにしたい」「きれいに見せたい」と思ってしまいがちですよね。
でも実際は、見た目よりも“伝わりやすさ”と“軽さ”のほうがずっと大事なんです。
ここでは、ホームページ管理の初心者さんがついやりがちな“NGパターン”をまとめました。
「これ、うちのサイトも当てはまってるかも…」と思ったら、早めに直しておくのがおすすめです。
画像をそのままアップしている(ページがとにかく重い)
一番多いし、一番もったいないNG。
スマホで撮った写真をそのままアップしていませんか?
3MBとか5MBの画像を並べると、それだけで読み込みが遅くなります。
ユーザーは3秒待たされると半分が離脱すると言われていて、つまり“重いサイト=見られないサイト”です。
- 画像は幅1200px前後にリサイズ
- TinyPNGなどで圧縮
- できればWebP形式で保存
「画質は落とさず軽くする」だけで、体感速度が全然変わります。
トップページに要点が書かれていない(何屋さんか分からない)
かっこいいけど、何のサイト?というパターン。
「Welcome!」とか「ご訪問ありがとうございます」だけのトップ、けっこう見ます。
でも訪問者が最初に知りたいのは、「ここは何のサイト?」「自分に関係ある?」なんですよね。
- 冒頭で「誰に」「何を」提供しているかを明示
- キャッチコピーより、“説明文の一文目”が大事
最初の3秒で“目的が伝わるか”が勝負です。
コンテンツが少ない・更新が止まっている(放置感)
“動いてる感”が信頼につながる。
数ページだけのサイトや、ブログが3年前で止まっているパターン。
これ、見ている人からすると「もうやってないのかな?」って不安になります。
- 月1回でもいいからお知らせやブログを更新
- サービスページには「こんな人におすすめ」「よくある質問」などを追加
“少しずつ育てる”だけで、サイトが生きてる印象になります。
メタ情報やOGPを設定していない(検索やSNSで損してる)
目に見えないけど、ちゃんと見られるための大事な設定。
検索結果で「No title」とか「説明がありません」って出てるサイト、意外と多いんです。
あと、SNSでリンクを貼ったときに画像が出るやつ。あれもOGPがないせいです。
- ページごとにタイトルと説明文(meta description)を設定
- og:title / og:description / og:image を最低限入れる
SEO順位を直接上げるわけではないけど、クリック率や印象を大きく左右します。
スマホ対応ができていない(見え方が崩れる)
2025年の今、これを放置しているともったいないかも…。
スマホで文字が小さい、横にスライドしないと読めない。
閲覧の7割以上はスマホなので、PCだけで見栄えを整えても意味がありません。
- レスポンシブデザイン対応テーマを使用
- 実機で確認(エミュレーターだけでは不十分)
- ボタンやメニューのタップしやすさもチェック
「スマホで気持ちよく読めるか」が今の最低ラインです。
SSL(HTTPS)を入れていない(警告が出る)
今どき「保護されていません」は即・信頼失墜。
URLが「http://」のままだと、ブラウザが警告を出します。
これだけで「古そう」「危なそう」と思われてしまう。
しかもGoogleもHTTPSを推奨しているので、検索にもマイナス。
- サーバーの無料SSLを有効化
- HTTP→HTTPSへリダイレクト設定
1回設定すれば放置でOKなので、最優先でやりましょう。
デザイン優先で読みにくい(おしゃれと可読性は別)
せっかく凝ったのに、“読む気がなくなる”デザインになってませんか?
フォントが細すぎたり、背景が派手すぎたり。
「見た目」は良くても、読む人にとってはストレスです。
- フォント2種類まで
- コントラストを強めに
- 文字サイズが小さくなりすぎないように
“伝わるデザイン”を意識するだけで、印象が見違えます。
問い合わせ導線が弱い(ボタンが遠い)
「いいサイトなのに、もったいない」典型例。
せっかく内容がよくても、問い合わせボタンがフッターの奥とか。
ユーザーは探すほど熱意がないので、見つけられないだけで離脱します。
- すべてのページに問い合わせリンクを設置
- ボタンは“目立つ色+行動を促す文言”に
「迷わず押せる導線」を意識するだけで、成果は変わります。
構造化データが入っていない(検索エンジンが理解できない)
“裏設定”のように見えて、実はSEOの基本。
構造化データを入れておくと、Googleが内容を正確に理解してくれます。
FAQやレビューが検索結果に出る“リッチスニペット”もこのおかげです。
- schema.orgの基本(Organization / Breadcrumbなど)を入れる
- WordPressならプラグインでOK
ちょっと地味ですが、差が出る部分です。
セキュリティを放置している(更新してない・パス弱い)
めんどくさいけど放置してると危険ですよ。
WordPressやプラグインを何年も更新していない。
その隙を突かれてハッキングされる事例、実際に多いです。
- 定期アップデート
- 強固なパスワード
- 管理権限を共有しない
セキュリティは「何か起きてから」では遅いです。
まとめ:完璧じゃなくていいから少しずつ更新してみよう
Webサイトは作って終わりじゃなく、“育てていく”ものです。
全部を完璧にしようとすると大変なので、まずは今回のNGを一つずつ潰していけばOK。
正直、めんどくさい作業も多いです。
でもそれをやるかどうかで、サイトの信頼性と成果は大きく変わります。
もし「うーん、そこまで手が回らないな…」と思ったら、
弊社に相談してもらえると嬉しいです。
